社員研修のグリーンサン企画

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言葉遣い

言葉遣いは心遣い

話す人の「人柄」が現れます

言葉遣い

1. 言葉は言霊です

言葉には「いい言葉」と「悪い言葉」があります。「いい言葉」とは、「ありがとうございます」「良かったですね」「やってみます」のように、自分も人も元気になる言葉です。その逆に「悪い言葉」もあります。「最悪」「私には無理です」「むかつく」など、自分を卑下したり、人を責めたり不愉快にする言葉です。

 

言葉は言霊と言います。浮かんでくる思いをただ口にすればいいというものではありません。言葉は人とのコミュニケーションはもちろんですが、自分の人格も作ります。さらには「未来」を創ることもあるのです。

 

「むかつく」を多く口にする人には「むかつく」出来事が起こります。

 

普段、どのような言葉を多く口にしているのか、見直してみると良いでしょう。

2. クッション言葉と接客七大用語

 
ビジネスの世界では敬語を使います。敬語が苦手でも大丈夫です。「クッション言葉」や「接客七大用語」を使うと、敬語がスラスラでるようになります。表現がやさしくなるので、どんどん使っていきましょう。

 

<クッション言葉>

・恐れ入りますが

・おかげ様で

・かしこまりました

・あいにくですが

・よろしければ

・お忙しいところ

・幸いです

・失礼ですが

・お手数ですが

 

接客業では「接客七大用語」を朝礼で唱和し、いつでもどこでも使えるようにしています。

<接客七大用語>

・いらっしゃいませ

・かしこまりました

・恐れ入りますが

・少しお待ちくださいませ

・大変お待たせいたしました

・申し訳ございません

・ありがとうございました

 

<職場で気を付ける言葉遣い>

 

・自分のことは「ボク」「オレ」ではなく「わたし」「わたくし」と呼ぶ

 

・同僚を呼ぶときは、○○ちゃんではなく、○○さん

 

・上司を呼ぶときは○○部長と役職をつける

 

・社外の人に対して、社内の人を呼ぶ時は敬称をつけない
×「伊藤部長は只今外出しております」
○「部長の伊藤は只今外出しております」


3. 言葉の影響力

学生時代、遠足に行った先でお弁当が配られました。友人が「このお弁当、すごく美味しいね」と言いました。よくある市販の幕ノ内弁当でしたが、言われてみると美味しい気がします。「そうだね、美味しいね」と答えると、友人は笑って、「美味しいと言われると美味しく感じる。不味いと言われたら不味くなるものだからね」と言いました。心理実験だったわけですが、確かにその通りです。

 

また、トムソーヤの冒険で有名な話があります。トムがいたずらの罰として、壁のペンキ塗りをやるように言われます。最初は仕事を嫌々やって、友達に手伝いを頼みますが、誰も手伝ってくれません。そこでトムは考えます。ペンキ塗りを楽しそうにやり始めたのです。すると、それを見た友達は、面白そうだからやらせてくれないかと頼むようになります。最後にはペンキ塗りをしたいという友達が列を作り、トムは友達たちにペンキ塗りをさせることに成功したという話です。

 

トムは友達を騙したわけですが、友達は実際にペンキ塗りを楽しみました。

 

楽しいか、つまらないか、それを決めるのは私たちです。

 

上記のお話からもわかるように、私たちは人の言動に影響されやすいものです。皆さんの職場はどうでしょうか。「楽しいね」「美味しいね」の言葉が聞こえてくる職場でしょうか。「いい言葉」が飛び交う職場では、仕事が楽しくなります。職場も明るくなります。

 

「うちの会社は暗いんだよな」とお悩みの方がいらっしゃったら、社内の言葉遣いを見直してみましょう。社員の心を変えるのは難しいことですが、言葉遣いなら変えられます。

 

 

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