ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」
~経営基盤は経営トップの声と社員の育成にある~
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サクラといえば新入学、新学期、新社会人。
新入社員を迎えられていかがですか?
先輩社員のみなさんも気持ちが引き締まっているのではないでしょうか。
新人というものについて考えましょう。
Jリーグもプロ野球も開幕し、ルーキーががんばる姿はほんとにフレッシュですね。
まあ、彼らはプロのスポーツ選手で、ある程度のスキルは持ってこの世界に入って
きているわけですから、新社会人のみなさんとはちょっと違うとは思いますが…
昨日もタイガースの黄金ルーキー・鳥谷くんが初ヒットを打ちましたが、あの長嶋
さんですら、初出場のときは4打席4三振でのスタートでした。それほどプロの世界
は厳しいということなのでしょう。
では、新入社員のみなさんは。というとどうですかね。
私たちも新人の頃がありました。どんな思いでスタートをきっていたかしら。
期待と不安と少しの自信があったのでしょう。
今となっては想像になってしまうところがちょっとさびしいのですが。
そう、今も昔もルーキーはそういった緊張感をもっているのです。だからこそ、い
ろんなことを早く吸収するし、自分のできることを一生懸命取り組むのでしょう。
自信家の新人だって奢ったり、高ぶったりしているわけではないのですよ。
そりゃあ、中にはわずかそういう方もいるかもしれませんが、全新人にわれわれ
先輩が、新人、新入社員の存在とは何なのかをまず教えてあげてください。
新人とは、まだ何にもできない、役に立たない存在なんですよ。
だから、自分を成長させていくように自らを奮い立たせないといけないんです。
私は新人研修の柱はそこにおいて実施するわけですが、新人だけの問題ではないん
ですよ、新人を育てるのは。
先輩や上司という仲間が新人に期待することを明確に言ってあげることですよね。
売上をあげろ!新製品を開発しろ!即戦力になれ!っていってませんか?
そんなことを言う人はたぶんいませんよね。新人にできることはまず、その環境の
中で一生懸命に取り組む姿勢を見せることですよね。それがいろんなことを吸収し
て、自分を成長させ、仲間や部門や会社に貢献していくことになるのですから。
でも、新人の育成担当者や人事・総務の方以外は新人に接触しないことを理由に言
いませんよね。人を育てるというのは、だれかに任せることじゃないんです。みん
なでやるんです。
新人の教育担当は直接新人に触れる機会が多いってだけだと思ってください。
みなさんのような仕事の上でも人生の上でもキャリアのある先輩が口々に同じこと
を言ってあげることがフレッシュマンたちを育てることになるのです。
かわいい後輩、かわいい部下のスタートに関わってあげてください。
毎年思います、人事担当者だけが新人を任されているなあと。
配属されてからが重要じゃないんです。
4月スタートしたこの新鮮な気持ちのうちに一声キャンペーンをしてあげてくださ
い。そろそろ厳しい新人研修からゴールデンルーキーたちが戻ってきます。帰って
きたときがチャンスですよ。
お説教のようになっちゃいましたが、私も心がけていますし、自戒です。
みなさんの楽しみな雛鳥たちが火の鳥になってくれることを願っています。
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