凄い熱さですね。。営業にはツライ記録的な猛暑。日差しがあたるとジリジリ
痛いですね。

みなさん、熱中症予防は大丈夫ですか？なんでも屋内に居ても熱中症にはなる
んだそうで、どうか気を付けてください。
猛暑の経済効果もだいぶあるようですが、身体が資本ですから決して無理をし
ないようにでき得る限り頑張りましょう。
これだけ熱いとレジャー関係はこれからが楽しみなのではないでしょうか。

世界的に名声の高いホテルのひとつにヒルトンがあります。
ヒルトンが小田原市の要請を受けて、小田原の公営保養施設の建て直しに乗り出
した（営業はヒルトン本体が運営するのだそうですが）のは話題に新しいことで
す。それまで、公営の施設に雇用されていたスタッフのほぼ全員をヒルトンが再
雇用するという条件が加えられていたそうで、ヒルトン側のスタッフと混合でリ
スタートを切りました。

ヒルトンホテルが新規オープンの営業ではなく、このような形で現状の施設を引
き継ぐことは異例であったそうで、ヒルトンとしても非常な苦労の連続だったよ
うです。施設、設備面でも幾多の困難があったようですが、もっとも難しかった
のがソフト面だったようです。つまり、ヒルトンが世界に誇るヒルトンスタンダ
ードの教育、徹底。超がつくほどのハイレベルのサービスを保養施設スタッフに
求めなければならない点でした。

教育の過程でことある毎に、『ヒルトンスタンダード』を伝えていました。
ヒルトンだからできるサービスを誰がやってもできる、また、お客様はそのサー
ビスを期待してヒルトンにお見えになる、だから期待をはずすとヒルトンなのに
できないの？という失望に変わってしまう…期待以上のサービスを徹底するから
こそ世界中のお客様にヒルトンが支持される、そのことにプライドを持つことを
求めていました。

私が考えさせられたのは、ヒルトンはさすが世界一流のホテルだなあ、というこ
とではなく、いや、もちろん凄いのだろうとは思いますが、スタンダードを徹底
するということでした。徹底するものには２つがあると思います。企業規模の大
小ではなく、法人として決めたことを末端社員、スタッフにまで浸透させる必要
があります。


【イズムとスタンダード】

イズムとはトップのカラーとも言うべきもので、考え方や方針、理念、思いです。
手法なんかもあるかもしれません。トップやオーナーのカリスマ性によるところ
が大きいのですが、まずこれがないと組織がまとまりません。宗教ではないです
が、トップの思想に人が集まり、必死で思いを遂げ、目標に向け引っ張られてい
く。そして、トップのそういった思いを社員が人から人へ伝承していきながら社
風が作られていく。いわゆる求心力。このような組織の作り方があります。賛否
は様々でしょうが、それはそれで、正しい方向付けだと私は思います。
が、一つ心配なのは、そのトップがトップでなくなると方向付けを失い、一気に
求心力を失ってしまうことです。

ある時点からは、スタンダード化しなくてはならないのでしょう。おそらく段階
はあるのでしょうが、その企業の強みを最大限に活かした上での標準化こそが大
切なのではないかと考えます。スタンダードはマニュアルを作ることではなく、
理念をも含め方向付けを全社員が共通して持っていて、しかも具体的に行動でき
るものです。

イズムとスタンダード、どちらも理解浸透させ、徹底するところに意義があるこ
とには変わりません。現在の状態を知ることがきっと必要なのではないでしょう
か。
ヒルトンのエピソードから私は教えられました。目指すものはスタンダードだと。


みなさんの会社はいまどちらの状態にありますか？
―　○○イズム
―　○○スタンダード

私たちの会社は、ちょうど中間に位置していますが、目指すのはグリーンサンス
タンダードです。



ご意見・ご感想はこちらからどうぞ　mail@greensun.jp

【放課後サミット】のお知らせ

●８月２４日（火）ＰＭ１８時３０～２０時３０分
●放課後サミットを開催します。
●会社という枠を超えた人事担当者のためのオフ会です。

詳細、お申し込みは下記のＵＲＬからどうぞ。

http://www.greensun.jp/summit.html