社員研修のグリーンサン企画

社員研修、社員教育を熱く推進するグリーンサン企画株式会社

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メールマガジン【ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」】

メールマガジン【ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」】

 

 

(2004.7.8. 発行 )「説明責任」

社員研修のグリーンサン企画 発行メールマガジン

       

ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」
~経営基盤は経営トップの声と社員の育成にある~
https://www.greensun.jp

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 猛暑到来!!毎日暑い日が続きますね。
梅雨はどこに行ってしまったんでしょう。
私は超汗っかきなもので毎日外回りではタオルがビショビショです…
熱中症で倒れる方がたくさんいらっしゃるようです。みなさんも水分補給を充分
して、身体を大切にしてあげてください。最近、私どものメンバーへの激励メー
ルは「水分補給」がキーワード。

さて、昨日プロ野球のオーナー会議が開かれ来期からの1リーグ制への移行が本
格化するようです。私はスポーツが好きで、このマガジンでも何度かスポーツネ
タを取り上げてきました。一言どうしても…。

合併問題に始まりいろんなことが取沙汰されてきていましたが、一番問題なのは
その経緯だと思われます。新聞やニュースでは経営陣の能力がとか維持するため
の手腕だとかが言われたり、選手やファンが不在だとか言われていました。
確かに、それらも問題なのでしょうが、結局経営首脳陣の一部でいろんなことが
決められていたということなのでしょう。しかも水面下で。

50年以上続いた2リーグ12球団が変化することは寂しくもあるのでしょう。
だからこそ、いろんな思いが交錯して様々な意見が出ているのだろうと思います。
が、冷静に考えてみると、一般の会社だって同じ経過をたどるのだろうと思いま
す。吸収合併、M&A 、工場移転、トップの交代、統廃合などなど。その企業の存
亡に関わるような重大なことについては関係者以外には漏れないように道筋をつ
けるのが経営の原理原則であるはずです。ですが、いったん外部に漏れ伝わって
しまった場合は方向転換をしなくてはならないのも常です。少なくとも関係者の
枠を広げなければ企業の信用そのものを落としかねません。

私は、選手はじめグラウンドに携わっている人たちがモチベーションを下げ続け
ることが心配です。そうでなくても、野球選手は選手生命が短く、企業人や一般
の社会人に比べると最盛期はほんのわずかです。働く場所がなくなるかも知れな
いと思えば不安にだってなるでしょう。私たち、企業人だって同じ思いになるは
ずです。リストラにおびえる毎日に高いモチベーションを維持することは難しい
のではないでしょうか。

では、どうすれば。経営的な判断は致し方のないことです。残念ですが。
ですが、会社や球団は経営者やオーナーだけのものではありません!
社員やファンや株主やお客様のものでもあるのです。当り前のことですよね。
経営者は周りに感謝の念を忘れてはいけないのです。どうしても経営上の不本意
な判断をしなければならないのであれば、きちんと説明をし、理解してもらえる
努力をすべきではないでしょうか。それこそが、経営陣の経営に対する最低限の
責任だと思います。

選手会の古田会長が1年先延ばしにしたり、命名権の売却などのアイディアを訴
えていましたが、経営陣のその反応は冷淡なもので、無視に近かった…だからス
トライキ(ボイコット)などの言葉が登場してくるのです。同じテーブルに着い
てきちんと理解を求める努力や興味のある人ない人問わず国民に説明をすること
が必要なことなのではないかと強く思います。
ライブドアの社長への対応も失礼極まりないとは思いますが…

社員が不信感や不安感を持ったとき取る行動とは何でしょうか。
仕事に打ち込んで生産性をあげる、顧客サービスを追及し続ける、会社を良くす
るために積極的に発言し深く関わるなどとは全く逆の方向に進むことでしょう。
造反したり、内部告発したり、最悪優秀な人材ほどその会社に見切りを付けて去
っていくでしょう。いずれにしても悪影響を及ぼうそうとするでしょう。

そうならないためにも、説明責任を果たすこと、誠実に対応することが肝要なの
でしょう。偉くなると謙虚さを忘れてしまう方も少なくないようです。

説明責任って納得して賛成してもらうことではないんですよ。きちんと理解して
もらうためにするんですよね。賛成反対はそのあとですよ。まず、状況をわかっ
てもらわないとお話になりませんよね、ふつう。かみ合わないから。

今週末は参議院選挙の投票日です。政治家の皆さんも説明責任を。ぜひ。
特に小泉さん。。。


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