ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」
~経営基盤は経営トップの声と社員の育成にある~
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台風一過。残暑は厳しいものの、だいぶん秋らしい空になってきましたね。
いかがお過ごしですか。
プロ野球は昨日臨時のオーナー会議が開かれて、暫定の構想が判明しました。
選手会の要求とはかけ離れて、いよいよ今週末からスト突入か!?という状
況ですね。
最近、ストや団交などの組合用語はとんと聞かれなくなりました。
組合活動も一時期よりもぐっと減り、いろんな意味で労使関係が沈静化して
きていますね。そんな中で、プロ野球の選手会が労働組合として認められ、
団体行動権を行使するというのも何か別世界のことのように感じられてしま
います。
ただ、以前とも違わないのは熱くなることの他に相当な覚悟を持って事に当
たるということです。
立場が弱い者がその存在をかけて訴えるには、単に意地を通すなどというよ
うな生易しいことではなく、断崖に立たされるような思いがあるはずです。
情報を伝え聞くと本質からは離れたところの論議になっているような印象を
受けますが、経営権などを盾に取るのではなく、労使協調して具体的にどう
すれば難局を乗り切れるのかの打開策を見つけていって頂きたいものです。
その真剣な姿に全国のフアンはついてくのだと思います。
毎日の試合がある中で、特に会長の古田さんは本当に大変だろうと思います。
でも、敢えて「頑張れ!古田!」とエールを贈ります。
コミュニケーションのお話で、上司先輩の世代から歩み寄りましょう、と申
し上げました。が、当然「いまどきの若者たち」にも努力してもらわなけれ
ばなりませんよね。
他者と交流できない環境の中で成長してきているのは確かかもしれませんが、
必要が生じる環境に現在身を置いていることの事実にもっと気付かないとい
けません!気付かないのであれば、教えてあげなければいけません。
私どものPR誌「人材育成の落とし穴」という小冊子にも掲載しておりますが、
ハリネズミは自分の針が邪魔をして身を寄せ合って寒さを凌ぐのに何度も痛
い思いをしながら、居心地の良い距離を見出していきます。
上司先輩だけが痛い思いをしていて良いはずがありません。
彼らの将来のためにも、人の痛みを感じられるような場を作ってあげなけれ
ばならないでしょう。それが、研修や教育の場なのです。
自然に分かるようになるのは恐らくずっと先のことでしょうから、なんらか
の環境を用意してあげる必要がありそうですね。
世代間ギャップに悩んでいるマネージャー層の思いを知ってもらうことは大
切なことだと考えます。そして、自分自身の役割や為すべき事を改めて確認
することで、お互いの針で傷つけ合う事のない距離感が得られるのではない
かと思います。はじめは血を流すことがあっても。
このようにお互いがしっかり向き合うことのできる土壌や風土作りができれ
ば、実は殆どの社内的な問題って解決されるんですよ。
所詮はひとの集まりが組織ですから、ひとの問題に尽きるところがあるんで
す。お互いが努力することです。
同じ比率ではないですよ、立場の強い者が歩み寄る姿勢を持たなければ結局
は睨み合いかもしくは断絶になります。
いまのNPBと選手会のように。
コミュニケーションという問題は底なしですから、まだまだ考えなくてはい
けないことばかり、なのですが…。
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