社員研修のグリーンサン企画

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メールマガジン【ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」】

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(2006.12.1. 発行 )「いまやらねば」

社員研修のグリーンサン企画 発行メールマガジン

       

ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」
~経営基盤は経営トップの声と社員の育成にある~
https://www.greensun.jp

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  いよいよ今年も師走を迎える季節になり、
泣いても笑ってもあとひと月ですね。
振り返れば早いものです。

この1ヶ月あまりは教育現場での問題が兎にも角にも多発して、
どうなっているんだろうと毎日毎日気を揉んでいます。
同じ教育の世界のことでもありますし、次代を担う若者についての
ことですから。

いじめ問題、未履修問題、教育再生会議、教育基本法改正と
まさに目白押しです。
特に心を傷めるのはいじめ問題の結末が
中高生を中心とする自殺にまで発展しているということですね。

私たちのホームページの新しいコラムに
カウンセラー・山ノ内さんのひとり言を掲載するようになりましたが、
その中でも初回のご挨拶にいじめの問題が取り上げられていました。
氏曰く、「いじめは無くならない」と。だから周囲の人たちが勇気を持って
傍観者にならないことを訴えておられました。

そしたらですよ!先だっての安倍さんの諮問機関の教育再生会議が
「いじめた側の締め出し(出席停止)」と「周りでみていた側(教師に対し
てですが)にも罰則」というのを対策として提言したというではありませんか。
なんたることだ、と思いましたね。ここで小難しく取り上げるつもりはござ
いませんが。

金八先生を思い出した人も多いのではないでしょうか。「腐ったミカン」論
と同じですよ。
(「出席停止」が法的に認められていることは知っておりますが…)根本的
な原因を解決しないで、現象として表れた問題だけを排除しても現状は大き
くは変わらず、ややもすると更に問題が深刻化するなんてことは容易に考え
が及ぶはずなんですがね!ましてや出席停止の処分なんて100%現場では
出来っこありません。

これって会社の問題解決も同じです。結局「人」の問題が大半を占めている
中では、こういった原理原則はそんなに違わないのです。
大人の社会の中だって、いじめはありますし、格差もあります。
表面を削って茶を濁しているのは政治家やお役所の専売特許。
もちろん、真面目に一生懸命やっている方も大勢いらっしゃることでしょう。

一生懸命といえば、私も教育現場にいたこともあるので分るのですが、子供
たち(子供に限ったことではないのですが)が信頼を寄せる教師とは、
「一生懸命な」先生。これに尽きます。
一生懸命な姿と気持ちが伝わるからこそ人の心を動かせるのです。

部下の育成だって、自分自身の仕事ぶりだって、営業マンのお客様からの可
愛がられ方だって、同じこと。一生懸命やっているからこそ、他者が引き立
ててくれるのです!信頼を寄せてくれるのです!


学生時代から友人の教師たちとたまに飲んだときなんかに議論するのですが、
彼らは学校の先生たちは頑張っている!と語気を強めます。
私なんかには不満なのですが。そりゃ、目の前の友人が頑張ってないとは思
わないですよ、学生時代から理想に燃えていた彼らですから。特に変わった
とも思えないですしね…

私たちの研修のテーマの中に、上司から見て「満足な仕事ぶりをしない部下」
の原因の一つに『自分はもう充分やっている』というのがあります。
本人評価で「俺は、私はよくやっている」ということなのですが、
一生懸命さや成果も含めて評価するのは誰なのでしょうね?
自分以外のダレカなのではないでしょうか。

教育現場にこれだけの問題が噴出してきていて、
しかも一部は尊い生命を脅かすまでになっている。
これは何をおいても大問題なのではないでしょうか。

敢えて、私は友人を含め現場の教師(塾の先生も)たちに「もっと頑張れ!」
とエールを贈ります。
この頑張れには無責任さはありませんよ。私たちも頑張ります。
まだやれるはず、子供たちのためにすることがあるはず。


最後に、
いじめで悩んでいる方(子供に限らずですが)、
あなたにはあなたがもって生まれた使命と存在することの価値があります。
これは間違いなくあります。
だから、どうか、どうか。
自ら生命を絶つことだけは、どうか。

グリーンサンにはカウンセラーがおります。
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