ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」
~経営基盤は経営トップの声と社員の育成にある~
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久しぶりの更新です。
その久し振りでご無沙汰している間に私たちを取り巻く状況が一変してしまい
ました。
100年に一度の世界的な不況―麻生首相の得意な言葉ですが、
本格的に先行きが見えなくなってきています。
気になることはたくさんありますが、自動車産業をはじめとする製造業で、
派遣社員や非正規社員の契約延長なしや契約期間途中での解雇が非常に数多く
取り沙汰されています。
いろんな見方や価値観がありますので、
また、立場を変えると一概にどっちが良い悪いの判断も出来かねますが、
ここ数日の間に、そういった要は「キラレタ」方たちの雇用に乗り出した企業
が報道されてきました。
そのいくつかは、これは地方の優秀な人材を獲得する(雇用する)絶好の機会
なんだ、との考え方がコメントされていました。
もちろん救済や社会貢献の意味合いも非常に強いと思いますし、
したくても出来ない企業も多くあることでしょう。
私なども直接的な支援ができればどれだけよいかとある意味うらやましく思う
ところも正直あります。
そうなんです。いろんな要因が重なってのこの状況ではありますが、逆境に呑
み込まれていくのではなく、その中にあっても活路を見出していくことがとて
も大事なことなのだと心底思います。
拡大路線を歩めとは申しませんが、縮小・守りばかりでは活路は開かないでしょう。
今回非常に簡単に(そう見えてしまうのですが)、『人』がキラレマシタ。
いろんな要因とさきほど申し上げましたが、そうであったとしても『人』は
もっと大切にされるべきです。
私はSONYの創業の精神に大志を感じ感銘を受けておりました。
そういった方は非常にたくさんおられると思います。
ですが、大量の人員削減です。経営の、企業の論理から考えれば、
その理屈はよくわかります。が、SONYはそれをやっちゃいけない。
反論も当然あるでしょうが、SONYはやっちゃいけない企業だと私は思います。
パナソニックも同様かもしれません。創業のスピリッツからはだいぶん変った
ものだとさびしく、悲しく思います。
日本の代表的な、世界に誇れるヴィジョナリーカンパニーなのですから。
自分の身と心は自分で守らねばならない時代になったのでしょう。
本当の意味で自立できる人材へと進化していかなければ、逆境に呑み込まれ、
流されていってしまうのかもしれません。
では、自立型の芯のある人材へはどんな力を養成していけばよいのでしょうか。
次回から行きつ、戻りつしながら、熱く語っていこうと思います。
自分の身は自分で守る、と言葉にしましたが、個人主義になるのとは違います。
あくまでも他者との関わり、集団の中での関わりを前提としなければなりません。
人はひとりでは生きてはいけないのですから。
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