ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」
~経営基盤は経営トップの声と社員の育成にある~
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基礎的社会人能力ってご存知ですか?
経済産業省でまとめた若手社員にのぞむ基礎力をもとに3分類、12の能力要素を
定義したそうです。
少し前の発表ですから、ご存知の方も多くいらっしゃるかもしれません。
大企業から中小企業までの数千社にアンケートを行い、集計したレポートも見るこ
とができます。
若手社員に求めて、十分得られていることやまだ足りないと思われることが業種別
や規模別などで図表化されていてなかなか興味深い資料でして、私たちも時折使わ
せてもらっています。
3分類は
1.前に踏み出す力(アクション)
2.考え抜く力(シンキング)
3.チームで働く力(チームワーク)
とカテゴリーしてあります。
12の要素は【主体性・働きかけ力・実行力・課題発見力・計画力・創造力・発信力
・傾聴力・柔軟性・情況把握力(感受性)・規律性・ストレスコントロール力】
に分かれています。
ご興味のある方は、URLをご参照ください。
http://www.meti.go.jp/press/20070312001/20070312001.html
これらが完璧に備わった人は仙人!スーパーマン!と思いますね。
基礎的社会人能力ですから、上記以外にも仙人の条件やスーパーマンの条件は
たくさんあるのでしょうが、私たちビジネスの世界に生きていると12の能力が
100%身についていたらいいのになあと思えるものばかりです。
以前私がお世話になっていた会社では、
『100点や合格点でなくてもいいから、まずはやってみることから始めなさい』
という教えがありました。
拙速主義というのですが、考えながら動きなさい、力をつけながら育ちなさい、
徐々に完成度を上げていきなさいという考え方だと理解しています。
取り組む仕事や組織の規模、業界業種で求められる能力や発揮しなければならない
能力の優先順位は多少異なります。が、基礎能力としてあげられたどれを見ても、
その人自身の能力を磨くひとつひとつになっていると思います。
基本的な能力だからこそ人間力の重要要素でもありますね。
人間力は理屈や理論ではない部分がほとんどではないでしょうか。
「若手に求めるもの」としてリサーチしたようなのですが、若手のものだけでは
ありませんよね。
言葉はビジネス用語的に固い言葉ですが、ひらがなで表せば、仕事上のことだけ
でなく広く「人として」周りと接していく時に必要なものでもあります。
たとえば、主体性=物事に進んで取り組む力 などのように積極的に関わってい
くのも周囲との関係性で重要なことです。よく言われますが「挨拶」とかですね。
人間力って、そもそも考えてみれば当たり前のことが多いものですね。
出来るだけ若いうちにそれを意識して、身に付けていきたいものでもあります。
先だっての講演会で
「脳は単純だから、主語は全部自分(私)。
だから、思ったこと考えたことはほとんどが自分に作用する」
という話を聴きました。まったくその通りなのでしょう。
身に付けるぞ、磨きをかけるぞと思うことからはじめナイト。
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