社員研修のグリーンサン企画

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メールマガジン【ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」】

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(2013.7.18. 発行 )君は何のために働いているのか

社員研修のグリーンサン企画 発行メールマガジン

       

ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」
~経営基盤は経営トップの声と社員の育成にある~
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「何のために働くか」と理由を尋ねると、「お金」と答える新入社員がずいぶん増えました。10年前の研修では、働く理由に「お金」と答える人はごく僅かで、新入社員の多くは「自分自身を成長させるため」「社会貢献」などの答えが多かったものです。また、以前は、お金と答える人たちの多くは、会社や仕事に対して不満を抱いていました。ところが最近では、「お金」という答えは当り前のようになっています。

 

働く理由が「お金」というのは、基本中の基本です。それは、生きることを尋ねた時、「食べること」と答えたり、「呼吸すること」と答えることとイコールなんです。

 

生きることの最低限のことが「食べること」であり「呼吸すること」と同じように、働く理由の最低限のことが「お金」を稼ぐことです。マズローの欲求5段階説で言うところの底辺の欲求、「生存」「安全」のために働くという意識に変わってしまいました。人々は時代と共に進歩しているのではなく、退化しているのでしょうか。

 

「お金」と答える人が増えた理由に「長すぎた不況」「就職氷河期」「企業の雇用形態の変化」などの時代背景が挙げられます。しかし、本当にそうなのでしょうか。

 

日本は貧しい時代でも志の高い人々をたくさん輩出してきました。戦後の復興、ソニーの企業理念は「日本再建」でした。お金のためだけに働いていたのでしょうか。お金や自分たちが安心して生きることより、世の中を少しでも良くしようと考える人々が多かったのではないでしょうか。「志」「自尊心」「誇り」「気概」これらの言葉を大切にするよりも、日本人は「自分のこと」や「欲」が優先するようになってしまったように思えます。私たちは命の使い方が小さく小さくなっているように感じます。

 

その原因は

 

日本は、教育がおかしくなったのだと思います。損得勘定が大きくなっています。家族の単位が小さくなったからでしょうか、学校教育の影響でしょうか、学校現場に教師と生徒、先輩と後輩という縦社会がなくなったからでしょうか、マスコミの影響でしょうか、それとも女性が強くなったからでしょうか。

 

原因は一つではなく、複合しているのでしょう。

 

私は数ある原因のうち、最も大きく影響しているのは、「女性が強くなった」からだと思います。女性は我が子を守るために保守的であり、時に利己的です。これは良いとか悪いとかのレベルの話ではなく、自然のことなのです。日本社会は男性中心の文化から女性中心へと変化しています。父親らしい父親がいなくなったからでしょうか。日本全体が女性化し、考え方も大きく変わってきたのだと思います。

 

チャレンジせず、安定を第一に考える。少数派になることを恐れ、平均でいたがる。人生を切り開くより、安全に守られた人生を望む傾向が強くなっています。自分の小さな世界で精一杯の若者が増えているようです。

 

「少年よ大志を抱け!」平和で堅実で賢い女性文化に加え、大きな大きな大志を抱く覇気のある若者が育ち、未来に向かっていったなら、日本は更に良い国になるように思えるのです。

 

さて、どうやって若者に大志を抱かせるか。課題です。

 

 

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