面接の受け方
~人事担当者が思わずうなづく面接の受け方~
就職は面接がいのちです。面接は「人間性」を見られます。会社は、どんなに頭が良くても、どんなに素晴らしい経歴があったとしても、「人間性」がいまひとつの人を採用しません。
会社は複数の人間が集まり、協力して仕事をするところです。あなたが入社することによって、会社の他の人たちに良い影響を与えられる人か、気持ちよく共に仕事ができる人かどうかを面接の時に見ているのです。
もうひとつは、あなたが成長する人かどうかです。新入社員はちょうどこのページの上にある卵のような存在です。会社で1年、2年とキャリアを積むことによって成長してもらわなければなりません。採用担当者はそういう部分も見ています。成長する人かどうかは、どこで判断するかというと、「素直さ」「やる気」「人の話を聞く姿勢」です。
「人間性」というと、生まれもった能力と思われがちですが、そうではありません。
就職試験の面接で見られる人間性というのは、第一印象にすぎないのです。
ですから、少々乱暴な言い方ですが、採用担当者はダマされないように「人を見る力」を養ったり、いろいろな質問を投げて本質を知ろうとします。
面接のやり方を知り、練習を重ねることで、「合格」を勝ち取ることができます。
必ずできます。ですから、しっかりと練習しましょう。
練習をする際に注意して欲しいのは、ただ「面接の流れ、質問の応答」を練習しただけでは「合格」にはなりません。
ポイントは「印象」です。「印象」「印象」「印象」です。
「印象」や「雰囲気」は小さな所作の連続です。本気になって変えようと思えば、いくらでも変わります。小さな所作とは、姿勢、歩き方、笑顔、声です。
暗い人、やる気のない人、動きの鈍い人、目が輝いていない人、言葉のきつい人、不潔に見える人、ぶっきらぼうな人、を会社は採用しません。こういう人は何社受けても「不合格」です。
明るい人、やる気にあふれているひと、きびきびしている人、背筋が伸びている人、身だしなみが良い人、「ハイ」という返事が出来る人、目を見て話しを聞ける人、ハキハキと答えられる人、笑顔のある人、を会社は採用します。こういう人は「合格」をもらえます。
しかし、印象というのは、自分ではわからないものです。
ですので、友達や先生、家族の人に協力してもらって、あなたの印象を見てもらいましょう。
印象を良くする面接の練習は、社会に出てからも必ずあなたの役にたちます。
一生の財産となります。時間を惜しまず、しっかりと練習しましょう。
1.では、下に書いてある「面接の流れ」をまずはスムーズにできるようにしましょう。スムーズにできるようになったら、先生やお友達に「印象」を見てもらいましょう。
2.人の悪い部分を指摘するのは誰でもイヤなものです。ですから、お友達や先生、家族に「印象」を言ってもらう時には、「印象の悪いところを3つ言ってください」とお願いしましょう。
お願いされれば多少イヤなことでも引き受けてくれるでしょう。もし、NOと言われたら別の相手を探しましょう。
面接の流れ
「○○さん、どうぞ」と言われたら、「ハイ!」と大きく返事をしてドアをノックします。
中から「どうぞ」と言われたらドアを開け、「失礼します」と言ってから、お辞儀をして入室します。 (「どうぞ」と中から声がかからない時もあります。ゆっくり5秒数えて声がかからなかったら、ドアを開け、「失礼します」と言って入室しましょう)
後ろを向いてドアを静かに閉めます。
向き直って、自分の学校名と名前を名乗り、「よろしくお願いします」と言ってからお辞儀をします。 「○○高校の△△です。よろしくお願いします」
イスに向かって歩きます。
イスの横でもう一度、自分の学校名、名前を名乗り、「よろしくお願いします」と言ってからお辞儀をします。
採用担当者に「おかけください」と言われてから着席します。
採用担当者がいくつかの質問をします。落ち着いて答えましょう。
採用担当者から「以上で面接を終了します」と言われたら、「はい、ありがとうございました」と答えてイスの横に立ちます。 「ありがとうございました」と言ってからお辞儀をします。
ドアに向かって歩き、ドアの手前で向き直ります。「失礼します」と言ってお辞儀をします。
ドアを開け、退室してから向き直ってドアを閉めます。
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