・挨拶が少ない

・コミュニケーションが悪い

・人間関係から端を発するトラブルが多い

・報告、連絡、相談が出来ていない

・前向きな行動、積極的な行動が少ない

・協力、一致団結ということが出来ない

・否定的な意見が多い

 

 

 

技術教育を優先し、ヒューマンスキル教育がなされてこなかったようです。上記の問題は、長い時間をかけて作りあげられた企業風土となっていました。

 

「職場における人間関係」「仕事とはどういうものか」「報告・連絡・相談の重要性」といった組織における基本を身につけることによって、社内モラルの引き上げを図ります。また、「管理職のレベルアップ」「経営陣からのビジョンや理念の発信」等、３方向からの根気よい改革への足場を作るプログラムを組みました。

 

 

 

本来なら研修はトップダウン、上から下という順番で開催するのが効果が高いのですが、今回は第１段階の「挨拶の徹底と仕事に対する意識改革」は重要なテーマであること、また全社員を対象に行うので、最初のプログラムとしました。

 

キーワードは「挨拶」です。管理職の育成研修の中にも「朝礼指導（挨拶トレーニング）」のカリキュラムを入れ、現場で「挨拶」が徹底・継続できるようにしました。

 

組織風土を変えるためにに「挨拶」は効果的です。短期間でできるようになる、目に見える、誰でもできる、コミュニケーションが良くなる、モチベーションがアップするなど、「挨拶」は短期間で数多くの効果があり、良い影響を会社と社員の皆さんに与えるからです。

 

 

経営陣については研修というスタイルではなく、トップコーチングという個別面談式でのコーチングを行い、経営陣の方向性の確認、ビジョン・経営方針を社員にどのように伝えていくかを具体的にしていきました。

 

今回の課題のように、出来上がった「価値観」「企業風土」を変えるためには経営陣の参加は大きな意味のあることでした。