
報告・連絡・相談は
大切なコミュニケーションツールです

1. 報告・連絡・相談は職場のコミュニケーション
ホウレンソウという言葉を耳にしたことがあると思います。報告・連絡・相談を短縮して、覚えやすくした言葉です。報連相は、仕事を進める上で大切なコミュニケーションツールです。
報告は部下から上司に対して行います。仕事の進捗状況の報告や、トラブルやクレームなど、悪い報告は気持ちの面で言いにくいですが、大切な情報です。悪い報告は特にスピーディに、すみやかに伝えましょう。
また、日本人にありがちですが、「お客様に誉められた」「見込み客ができた」等の良い報告は後回しにしたり、報告しなかったりということがあります。良い報告は、周りの人も元気にします。「自分にも出来る!」という気持ちにさせてくれるのです。会社の空気を明るくするので、自分の中だけにしまっておかずに、積極的に報告しましょう。
2. 連絡のマナー
連絡は、情報や追加事項などを「伝える」ということです。連絡は、「言った」「聞いてない」のコミュニケーショントラブルに発展することがよくあります。「言った」「聞いてない」のトラブルは無意味、かつ責任のなすり合いです。見ていて気持ちの良いものではありませんが、当事者は、必死に自分の記憶を確認し、主張し合います。
さて、「言った」「聞いてない」のコミュニケーショントラブルが起きてしまった時に、どちらに責任があるのでしょうか。基本的には連絡を伝える側に責任があると考えます。連絡(伝達)する側は、コミュニケーショントラブルは起きやすいということを前提として、それをあらかじめ防ぐような連絡の仕方をするべきなのです。
情報を伝える相手に聞く姿勢ができているか。メモは取っているか。など、確認しながら責任を持って伝えて行きましょう。
3. 相談のマナー
困ったことやわからないことがあったら、必ず上司に相談しましょう。
「この書類、いつまでに提出だったかしら」
「ホチキス止めって、どこにホチキスしたらいいのかしら」
「いらっしゃったお客様にお茶は出した方がいいのかしら」
「パソコンのデータが消えちゃった。どうしよう」
仕事をしていると様々な壁にぶつかります。大きな壁もあれば小さな壁もあります。そしてその壁の中には、聞いてみればすぐに解決することがたくさんあります。問題が起きたら、自分一人で悩まずに、すみやかに上司に相談しましょう。悩んでいても解決にはなりません。
4. 報連相の量がコミュニケーションの量
職場でのコミュニケーションは報告・連絡・相談です。報連相は、仕事において不可欠な情報の伝達なのです。報連相の量が多い職場は、ムダやミスが少なくなります。また自分の仕事だけでなく、周りの人の仕事の進捗も把握することができるようになり、お互いが協力し合うようになります。報連相は、仕事を進める上で大切なことですが、同時に、人間関係の良さにも大きく関係しているのです。
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