高齢者のモチベーション【社員教育相談室】
- 高齢者の力を企業に活かす -
1. 日本は超高齢社会
日本は超高齢者社会です。65歳以上の高齢者は2024年には総人口の30%を越えると推測されています。そして、2055年には人口の40.5%が65歳以上の老年層になると言われています。
企業にとって、高齢者の雇用問題は考えていかなければならない大きなテーマです。従来のような受け皿的な雇用ではなく、一つの戦力として活躍していただかなければなりません。
そこで課題となるのが、高齢者の方々のモチベーションをどう高めていくかです。
2. 賃金低下、ポスト返上
高齢者になると、雇用形態が変わってまいります。
定年で一度退職をして、嘱託社員として職場で活躍していただくケースが一般的です。
給与が下がり、職場での役職も返上します。
今まで、管理職としてバリバリ指示を出し、会議で物申していた彼らが役職を失い、どのような存在でそこに居たらよいのか、屈辱と戸惑いからのスタートとなります。
もちろん、会社サイドとしては、技術も経験も豊かな高齢者に、後輩たちへの技術の伝授、指導をして欲しいという思いがあります。
しかし、彼らの意識はともすると隠居的なあきらめ感に埋没してしまいそうになるのです。
給与が下がり、役職もなくなれば、頭ではわかっていても、ネガティブな感情になってしまうことも理解できます。
そこで今、多くの企業が、再就職した高齢者の方々に、どうしたらモチベーションを高めていただけるかを模索しています。
3. 高齢者のモチベーションは
彼らの中での仕事は一区切りついているのです。
年齢も経験も数多く積んでいるためプライドも高く、異なった考えや新しい考えを受け入れ難くなっています。よって、社員研修の中身も変えていかなかれば上手くいきません。
では、何がモチベーションを高める要素となるのでしょうか。
これらを頭ではなく、心から感じていただくことが出来れば、情熱の火を再び灯すことが出来るのです。
青春
サムエル・ウルマン
青春とは人生のある期間ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うときはじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。
60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。
資料請求、お問い合わせ